柳川貝灰生しっくい

有明海の恵み、自然素材100%「柳川貝灰生しっくい」

自然素材を使った塗り壁は人にも地球にもやさしく、調湿効果や消臭効果など、その良さが見直されています。

バウビオジャパンが室内の壁にご提案する貝灰漆喰「柳川貝灰生しっくい」は、地元有明海で採れた赤貝の殻を主原料とした貝灰にスサ、銀杏藻、水というとてもシンプルな自然の素材のみで作られています。

主原料は、有明海などの赤貝の殻

漆喰には主に、石灰岩からとれる「石灰漆喰」と貝の殻からとれる「貝灰漆喰」の二種類があります。柳川貝灰生しっくいは、有明海沿岸で採れる赤貝の殻を原料とした、サスティナブルな漆喰です。

赤貝の貝殻が堤防沿いに山積みにして乾燥させてある

環境的負荷を考慮して、この赤貝の殻に石油燃料ではなくコークスを1割程度混ぜ、800~1000℃の温度で丸一日かけて燃やされます。貝殻を窯で焼いていく工程を「焼成」といいます。この時、石灰は塩を加えますが貝灰は海の塩を含んでいるのでそのまま焼きます。

白さを増した生貝灰

焼きあがった貝灰は白さが増し、生貝灰となります。水をかけて「消化」すると白い粉末状になり、ふるいにかけて不純物を取り除きます。

シンプルに、自然素材100%

こうして出来た貝灰が、生漆喰の主原料となります。割れ防止にたっぷりスサを混ぜ、粘りを出すのに銀杏藻を茹でて5%ほど混ぜて練り合わせます。柳川貝灰しっくいは、シンプルに赤貝の殻を焼いた「貝灰」に、銀杏藻を煮てつくる「糊」と麻の「スサ」、「水」を混ぜ合わせた100%自然素材のみを使ってつくられた持続可能で安心安全な漆喰です。

日本海側で採れる銀杏藻

しっくいの特長

環境にやさしい

しっくいは自然のサイクルに従って元の石灰に還ってゆく、循環型の材料です。しっくいは、乾燥硬化の際に炭酸ガス(CO2)を取り込むことで硬化しますが、この硬化反応には数年単位の時間を要します。最終的には1平米当り500mlペットボトルで約664本分の炭酸ガスを取り込みます。

調湿・消臭

しっくいの表面は多孔質になっていて、スポンジ状の小さな穴がたくさん空いています。この穴は、湿度が高いときには水分を吸い込み、逆に湿度が低いときには水分を放出する特性があります。これにより、四季を通じて室内を快適な湿度に保ち快適な住空間をうみだします。この調湿機能により、結露を抑制することができます。さらにこの小さな穴は、生活空間での気になる臭いを取り込み、消臭する働きもあります。

抗菌殺菌作用

しっくいは、100%自然素材で作られているので揮発性有機化合物(VOC)などの体に有害な物質を含みません。また、しっくいは強アルカリ性のため、カビや菌の発生を防ぐ作用があり、清潔な室内環境を保ちます。アレルギー症状の原因物質であるホルムアルデヒドを吸着分解し、無害化する機能もあります。

不燃

古来からしっくいが家屋に使用されてきた大きな理由の一つが、その不燃性です。しっくいは、原料が無機物であるため火気に強く、高い防火性能を有し燃えることはありません。今も残る土蔵造りは、延焼を防ぎ貴重な財産を守るため、江戸時代に普及したものです。
現代の建物には多くの化学合成建材が使用されておりますが、火災時にそれらから発生する有毒ガスによる被害が懸念されます。しっくい壁は無機物なので、ガスなどの発生もありません。

柳川貝灰生しっくいの特徴

サスティナブル

絶えず産まれてくる赤貝の殻を原料としているため、地球環境のバランスを崩すことなく持続可能な材料です。

生産量が限られている

大量生産ではなく生産量が限られているため限定販売となっています。

高いデザイン性

漆喰壁は光が拡散しやさしい雰囲気を出す

和風、伝統、モダンも表現できる高いデザイン性

壁材として古くから使われてきた漆喰は、日本だけでなく、世界各地で幅広く利用sれてきました。塗り方によって、和風、プロバンス風、モダンなデザインなど、住む人の好みやセンスに合わせ、お洒落な空間を演出できます。

職人による唯一の壁

職人の手によって表現される塗り壁は、クロスのように一様な表情・パターンはなく、その時々天候や四季、またコテの動きや乾燥の具合によって表現は異なってきます。それは世界に一枚しかない唯一の壁となります。


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